運動会といえば、
♪秋空高く爽やかに心は踊る運動会~
という定番の曲を思い出してしまいます。
ママは前日からのお弁当作りの奮闘から始まって、
家族の一大イベントである運動会が終われば、
週明けには運動会の感想文や作文の宿題が出されることも多いです。
運動会だけではなく、感想文や作文となると、
鉛筆が止まってしまうという子どもは多いですよね。
運動会の当日の朝のドキドキや、
興奮、勝った喜び、負けて悔しかった事など
伝えられることはたくさんあるはずですが、
伝え方がわからないんです。
読み手を惹きつける運動会の感想文や作文のコツはズバリ、
臨場感=その場にいるような感じを出すことです。
読み手を引きつけるような
臨場感あふれるテクニックについてご紹介していきます。
目次
運動会の感想文・作文の書き方
感想文や作文は思ったままをそのまま書いても
中々興奮が伝わらず、難しいですよね。
作文の書き方には、下記に示したように、
いくつかの書き出しパターンがあります。
あなたは、どのパターンの書き出しに引き付けられますか?
①時間の順番
運動会の朝、プログラム順番、昼食、など
時系列ごと順番に書いていきます。
9月10日は運動会でした。 最初の種目は3年生のよさこいです。 |
②心に残った順番
特に強く心に印象に残った順番に書き出します。
私が運動会で心に残った事は2つあります。1つめは・・ |
③クライマックスから書く
伝えたい事を1つにしぼり、クライマックスから書きだす。
このことによって、時間の順序を変えることになります。
よーい、パーン!とスタートの合図と同時に私はかけ出した。 |
やはり、③が一番ひきつけられる書き出しですよね、
ではどのようにしたら➂のように読みてを惹きつけるように
書けるのか説明していきます。
運動会の感想文・作文 躍動感テクニック
惹きつけるポイントは、
文章に躍動感を出すコツを使うことです。
テクニックは以下の通りです。
躍動感を出す作文コツ
|
わかりやすく、例文を使って説明したいと思います。
9月10日は運動会でした。 3年生はよさこいの後に50m個人走でした。 練習では、私はいつも友達に負けていたので 本番こそは勝ちたいと思っていました。 がんばって走ったら勝てました。 嬉しかったです。 |
この例文を、
躍動感を出すコツにしたがって校正していきましょう。
①クライマックスから書く
伝えたいエピソードを1つに絞って、
一番伝えたい場面に絞り表現します。
パーン。 スタートの音とともに私はかけだしました。 今日こそ勝つんだ。 いつもより大きく腕を振って走りました。 あと一歩。 その一歩がなかなか追いつけなずにいましたが、 私はあきらめませんでした。 コーナーに差し掛かったとき、 息を止めてスピードを上げ 一気に友達を追い抜けました。 |
②セリフ・会話文や音を使う
会話文や音を表現する事で、
その場の様子がイメージしやすくなります。
心の中で思ったことや、
ご両親から言われた言葉、
先生の声なども表現しましょう。
「うでを大きく振るんだぞ」 週末に練習をしていたとき、 お父さんがそうアドバイスしてくれました。 |
③具体的な動きや様子を書く
スタートラインに立つと、 観客席でカメラを構えるお父さんとお母さんが見えました。 友達と肩が並んだので、私はさらに腕を大きく振りました。 コーナーを曲がり終えると白いゴールテープが見えました。 あともう少しと思って私は息を止めたまま 歯を食いしばって走りました。 |
④~⑥は中級レベルのテクニックなので、
①~③が使えるようになったらぜひ
チャレンジしてみてください。
学びとまとめ
感想文や作文を書くとなるとどうしても、身構えてしまいがちです。
でも、今日からは感想文や作文の書き方のポイントにそって、
運動会当日の事を思い出しながら思いのまま書いてみてください。
そうすれば一番書きたい事、
クライマックスがどの部分なのか見えてくるでしょう。
それが決まれば、3分の1の仕事は終わっているのではないでしょうか。
書き出してみて、あとはのびのびと表現していくだけです。
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