小学生の子どもには、
今からどんな英語教育をすすめていけばいいのか?と、
お悩みではありませんか?
親ならば、子どもには将来英語で苦労させたくない
という思いは多少なりともあっても
私たち親世代は中学生から英語学習を始めており、
小学生からの英語学習については
何からとりかかっていけばいいかわからないと思います。
そこで、このたび子どもたちの年齢や段階に合わせた
英語学習法についてご紹介したいと思います。
目次
幼児期の英語の自宅学習方法
幼い時期からの学習初めとして、
一番伸びるのは「聞く力」です。
5歳頃まで音声をしっかり聞かせ、
文字として学習することは
小学生になってからで十分だと思います。
お薦めの家庭学習方法として、
英検Jr(旧、児童英検)があります。
1日20分ほど毎日自宅のPCを使って学習を続けれれば、
ブロンズ、シルバー、ゴールドと段階をすすめる英語教材です。
イラストが大きくはっきりとしているので、
幼児にもわかりやすく、イラストで英単語を覚えられます。
小学1~2年生英語の自宅学習方法
この時期は、「聞く・話す」ことを中心とした
学習を以下紹介するものなどを使って進めましょう。
1.フラッシュカード
りんごのフラッシュカードをこどもに見せて
親:What is it? 子ども:Apple. |
親子でゲーム感覚で取り組んだ上で、
‘It is an apple’と修正し、
あらてめて子どもに正しく答えさせてあげましょう。
ここで大切なポイントとして、
Apple=リンゴのように、
日本語に訳して置き換えることなく、
リンゴの絵=Appleとモノのイメージと英単語を
頭の中でダイレクトに連想して認識させることです。
2.DVDや動画 で英語に慣れ親しむ
日常生活の中で、英語に自然と触れられる環境を整えてあげることは、
お子様の英語への抵抗感を低減し、
関心を高めるのに有効です。
お子様が好きなキャラクターのDVD等を
日常的に見せてあげることで、
英語への音、リズムを体に染み込ませ、
英語への興味関心を高めていきましょう。
こちらも本屋等で購入することができますし、
You-tubeでも子ども英語用の動画が多数アップされておりますので
子どもが興味を示すものがあれば、
一緒に視聴してみるのもいいでしょう。
注意すべき点としては、日本語が混ざっている動画は、
英語を英語のまま理解するうえで妨げになってしまいますので、
日本語が登場しない英語のみの動画を選ぶようにしましょう。
3,英語の読み聞かせ
日本語の絵本を読むことと同様に、
英語の絵本の読み聞かせをしましょう。
楽しいストーリーや子どもが関心を持つ内容の英語の絵本を選べば、
英語への関心を高め、読書の習慣づけにも有効です。
幼児期で聞く力をつけ、フラッシュカードで話す力をつけた後
必要なのは多読です。
多くの英文に触れる事で英語脳がつくられます。
「私は英語が苦手で、発音も良くないから、、、」と
尻ごみなさる方もいらっしゃると思いますが、
親が消極的になると子どもも自信を持って
英語を話すことはなくなります。
自信をもって読み聞かせしましょう。
小学3~4年生英語の自宅学習方法
この時期の学習法は、
「聞く・話す・読む・書く」を学びましょう。
1・フォニックス
フォニックスとは、文字と発音の規則です。
A,B,Cはエー、ビー、シーと発音せず、
ア、ブ、ク、と発音することを学びます。
このフォニックスうを学びと初めて出会う単語でも、
自然と正しい発音で読めるようになります。
意味はわからなくてもOKです。
2・音読
読む練習するだけでなく、
実際に口をだして繰り返し音読することで、
覚えた内容が身についていき、
口が英語に慣れてくるので、
自然と口から英語が出てくるようになります。
3・ライティングブック
アルファベット、単語、文章でもすべて書くことで、
定着を確実とさせることができます。
単語をそのまま写さず、声に出しながら書くことで、
よりインプットされます。
小学5~6年生英語の自宅学習方法
この時期ではら、英語を学ぶことから、
実際に英語を使ってみる機会を増やしていくことをおすすめします。
教室の授業だけでは、
「学問としての英語」としか感じることができませんが、
英語を使って実際のコミュニケーションを取る機会を経験することで、
「ことばとしての英語」として認識できるようになり、
実践的な英語力を強化することが可能となります。
多読
フォニックスで文字情報を学んだ後はさらに多読で多くの物語等を読み、
ストーリーを英語のままで楽しめる習慣を身につけるていきましょう。
ポイントは、自分の興味がある、非常に簡単な本を選ぶことにあります。
英語日記
毎日少しずつ1~2行の簡単な文から始める英語で
日記を書いていきましょう。
英語で日常生活を表現してみることで、
英語を書くことに慣れ、単語力や表現力も向上させることができます。
最初のうちは、すべて英語は難しいので、
まず習った英文、多読で読んだ英文を真似るなどして
文章を1文でも完成するところから始めてみましょう。
児童英検、英試験に挑戦検等の資格
時期を見て英検ジュニアや、英検などの資格試験に挑戦してみましょう。
ただし、合格は英語を学び最終目的ではないことを、忘れないでください。
あくまでも成果を測るものさしとして挑戦していきましょう。
日英変換しない
もともと日本人は英語を勉強するとき、
英語を日本語に紐付けながら理解してきました。
つまり、Apple.=りんごとスペル、
音、意味の3つがそろって初めて理解できたことになる、
これが日英変換です。
私たちの親の世代は、頑張ってこのようにして英語を学んできましたが、
英語ができるようになりましたか?
もっと頑張れば上達すると思いますか?
実は根本的なやり方が間違っていたのです。
なぜ、アメリカ人が英語ができるかというと、
英語ばかり使っているからです。
もともと言葉というのは、ひとりで立ち上がってひとりで歩き出すもの。
正しい勉強法は、英語と日本語を切り離して
勉強しなければならなかったのです。
目標を設定しよう
どこを目指しているかわからないと、やり気は続きません。
目標を決めて頑張っていこうとすることを、
ゴールオリテンテーションといいます。
いつか英語が身につければといった
曖昧な目標で出発しても意欲がでないのは、当たりませです。
目標はその子の発達段階によって決めればいいでしょう。
大事なの事は明確な目標を親子で共有することです。
学びとまとめ
ポイントは、子どもの年齢や学習レベル、興味に応じた学習方法を見つけて、
幹となるのは、英語は英語で学習することだと思います。
10~20年後は今よりもっと進んだ
クローバル社会となっていることでしょう。
大人になったわが子がしっかり社会で活躍できる英語力を
身につけさせてあげたいですね。
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