5月23日火曜日のあさイチでは、
ごま油がテーマでした。
スーパーにずらりとならぶ人気の油といえば、
ごま油ですが、最近白のごま油をよく見かけますね。
暑くなってくるこれからの季節におすすめの
ごま油徹底活用術をご紹介します。
目次
褐色のごま油白色のごま油の違い
褐色のごま油・・・ 煎ったごまを搾った油
白色のごま油
- 生のごま油を搾った油
- 熱に強い
- 油臭くなににくい
- コクがある
- クセがないので、昆布やかつおの風味を生かす
ごま油の効能
ナッツや油の研究をされている
慶応技術大学医学部井上浩儀教授がいわく、
ごま油の健康効果として、
白ごま油か、褐色ごま油をどちらかを小さじ1/2づつ
毎日とり続けると
夏バテ防止が期待できるそうです。
ごま油に含まれる抗酸化成分ゴマリグナンが
肝臓に蓄積し、肝臓を酸化から守ってくれるので、
体調を整えるビタミン、ミネラルの働きがよくなり
夏バテを防止するというわけです。
ごま油だし
大手ごま油メーカーで、
ごま油の特性を活かした使い方を研究して25年
瀬尾幹子さんが万能だれを伝授してくれました。
万能だれのベースとなるごま油だしを作ります、
昆布でとったごま油だしは、
コンブのアミノ酸が油に溶け込みとてもあっさりしていて
常温で2週間ほど保存が可能です。
材料
- 昆布10g
- 白いごま油200ml
作り方
- 昆布10gはそのまま、または軽くふいておきます。
- 白いごま油200mlを入れて加熱
- 昆布から泡が出て昆布の香りがしたら温度150℃を目安
- 火をとめて常温に冷めたら昆布をとりだす
ごま油だしのポイント
油が150℃以下だと低すぎて風味が出ず、
200℃の高温だと油を傷めてしまします。
加熱温度によってうまみ香りの出方や油の傷み方が変わります。
梅だれ
暑くなってきて食欲が落ちる夏に、ぴったり
梅だれ ごましゃぶ
きゅうりの蒸し鶏のかけだれ
材料
- 梅干し
- ごま油だし
- しょうゆ
- みりん
作り方
- つぶした梅干しにごま油だしを加え
- しょうゆ、みりんを加えるだけ
トマトだれ
梅だれと同じように、万能トマトだれを作りましょう。
材料
- トマト
- ごま油だし
- 酢
- 塩こしょう
トマトだれ作り方
- 細かく刻んだトマトに
- ごま油だし、酢、塩こしょうをまぜます
ニラだれ
- ニラ
- 長ネギ
- しょうが
- ごま油だし
- 酢
- 一味とうがらし
ニラだれ作り方
- ニラ、長ネギ、しょうがを細かく刻んみます
- ごま油だし、酢、一味とうがらしをまぜます
白ごま油パン
神奈川県川崎市の人気のパン店、
フランスで修業した藤森二郎さんは
フランス政府から農事功労章シュヴァリエを
受賞されている達人です。
ごま油パンはバターで作られたパンと違って
時間がたってもやわらかさとコクが特徴です。
材料
- 小麦粉
- 水
- 砂糖
- 塩
- ドライイースト
- 煎りごま
- 白ごま油
作り方
- 材料をボールのなかに最初からごま油をいれる
- スナップきかして軽くたたきつけるようにこねる
- 生地をまるめたときにおしもどすような弾力がでてきたら
- ラップをかけ常温で1時間発酵させる
- 1,5倍にふくらんだら
- みかん程度の大きなにきりわけて
- 手てまるめ5分ほどやすませて
- 10センチ程度のばし
- ラップをかけて常温で30分ほど寝かせる
- 180℃でオーブンで10分間焼きます
- 仕上げに白ごま油をぬって完成
ポイント
白ごま油は常温で液体なので、
生地ができてしまってから混ぜても
固体の生地にはうまく混ざりません、
食感も固くなってしまい
焼きムラができてしまうので、
白ごま油を入れる最適なタイミングは、
材料を混ざあわす最初に入れてください。
白ごま油で天ぷら
家庭でもできる野菜の甘みを活かした配合の揚げ油
になんと
綿実油(家庭ではサラダ油でじゅうぶんです)
白ごま油を2,3割
オリーブ油
オリーブ油は酸化しにくく、オレイン酸を多く含むので
油が傷みにくく
エキストラバージンオイルは風味がいいうえ、
ごま油を同じく他の油や体内での酸化できます。
香りがプラスされて、
尖った味がなくなり上品な仕上がりになります。
学びとまとめ
ごま油の風味は食欲をそそりますので、
今年の夏は、ごま油で夏バテを乗り切りましょう。
【関連記事】