土屋太鳳さんが主演したNHK連続テレビ小説まれは輪島が舞台でした。
この輪島の眼下に望む千枚田の棚田を彩るイルミネーション
「あぜのきらめき」が、今年も開催します。
いまや北陸地方の冬の風物詩ともなったあぜのきらめきは、
その幻想的なライトアップイベントが多くの人を魅了しています。
目次
輪島千枚田
白米千枚田(しろよねせんまいだ)」とは、
石川県輪島市にある棚田のことをいいます。
日本の原風景と呼ばれている能登の代表的な棚田として、
2011年6月に日本初の世界農業遺産に認定されました。
棚田とは
耕作が狭い傾斜地において、
水平に保たれた田が規則的に集積した
稲作地のことをいいます。
日本海に面して小さな田が重なり続く景色は、
日本の棚田百選、
国指定文化財名勝にも指定され
奥能登を代表する観光スポットとして
年々大変注目を浴びています。
石川県輪島市の国名勝「白米千枚田」で開催されているイルミネーション「あぜのきらめき」https://t.co/P9aPuTxFrv pic.twitter.com/KEVrmPfmWY
— 読売新聞写真部 (@tshashin) 2015年12月9日
一望の下にある場合は千枚田(せんまいだ)とも呼ばれる。
棚田では、日本古来の農法苗代田という農法で、
稲作を行っています。
あぜのきらめき
平成28年10月15日(土)から平成29年3月12日(日)
の5ヶ月間にわたって開催される
大規模なイルミネーションイベントです。
棚田のあぜの目の前に広がる高低差56メートルの光の絨毯は、
2万1千個のソーラーLEDであぜ道を彩られています。
30分ごとにピンク色と黄色が切り替わり、
遊歩道に入ると360度イルミネーションに囲まれるので、
壮大な景色が楽しめます。
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ペットボタル
イルミネーションに使用されているLED装置は、
通称ペットボタルと呼ばれていて、
太陽光発電LEDを使ったイルミネーションとしては最大規模として、
2012年11月には、ギネス新記録に認定されました。
独自のLED装置
ペットボトルは地元企業の協力によって、
日中は太陽光で充電し、暗くなると自動で発光するという、
独自のLED装置は、クリーンな光なのです。
ペットボタルの名称の由来
ベットボトル容器の中に、LED照明と一体となった発光装置を
に入れたことからこの愛称がついたようです。
ペットボタルの設置
この21,000個のペットボタルは
ほたるびとと呼ばれる多くのボランティアを毎年募集して、
ひとつひとつ設置しています。
あぜのきらめきイルミネーション
日没の約15分後が点灯時刻の目安で、
点灯あと4時間後にむけて徐々に消えていきます。
天候や日没の時刻により点灯時刻が異なり、
LEDが30分ごとに色を変えながら幻想的に光ります。
輪島・千枚田の「あぜのきらめき」。平日も多くの観光客が夜の棚田に押し寄せていました。30分ごとにピンクと黄色のイルミネーションが切り替わるのですが、切り替わるタイミングに2つの色が混合してとても綺麗です。#能登 #石川県 #輪島 #千枚田 #あぜのきらめき #イルミネーション pic.twitter.com/SeyDAckYa9
— 吉岡 栄一 (@tsuki_noto) 2016年10月27日
輪島千枚田へのアクセス
車で行くのは大変ですが、
いく価値はじゅうぶんにあります。
臨時駐車場のマリンタウン
通常は千枚田に隣接する道の駅の駐車場を利用できますが、
初日は大勢の人が訪れるため臨時駐車場が用意されています。
さらに初日に限り、
マリンタウンとふらっと訪夢から
シャトルバス有料(200円)も運行しています。
道の駅・千枚田ポケットパーク
駐車場が50台分ほどあります。
初日の式典の日に限り、露店も出店されます。
週末は駐車場が満杯になりますので、
点灯後2時間後~20時ぐらいから駐車場が空いてきますが、
始まる1時間前までには駐車場に入るといいでしょう。
輪島千枚田での服装
北陸の豪雪シーズンなので、雪の影響を心配してしまいますが、
日本海側は、雪が積もりすぎて見えなくなることはありません。
逆に、降雪時は雪化粧した中で
イルミネーションを見ることができます。
会場ではBGMが流れるほか、日本海の荒波の音が響きます。
棚田は、日本海に面しているだけあって
とっても寒いので、万全な防寒対策をしていきましょう。
輪島千枚田散策の注意
LEDチューブのガイドに従って
あぜ道に降りて囲まれたエリアを散策できます、
少しでもチューブの外に出ると、田んぼや溝に落ちたりするので注意。
LEDがあるとはいえ、足元はよく見えませんので十分に注意しましょう。
市街地から離れているだけあって、星もよく見えます。
天気に恵まれれば空に天の川が見えるほどですが、
星空や写真撮影に夢中になっていると
田んぼはすでに稲刈りが終わっているので
ぬかるんでいる場所もありますので、
歩きやすい格好をおすすめします。
木にも飾られていました。
山舟生小学校「希望のあかり」。緑のLEDはここだけです。
石川県輪島市にある白米千枚田。夜のイルミネーション💡💡💡
そして世界遺産だよ(^o^)/ pic.twitter.com/XCaFWu9VqG— トミー (@Tommy8841) 2016年11月13日
学びとまとめ
地形を活かしたイルミネーションは、日本全国各地にありますが、
これほど起伏に富んだ場所で
日本の原風景とLEDのきらめきのコラボレーションは
まずお目にかかれないでしょう。
幻想的な彩のすべてが太陽光によるものなので、
自然エネルギーのすばらしさを感じさせられます。
今年は、こんな幻想的な光景を目に足を運んでみませんか?
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