ピティナ、正式にはピティナ・ピアノコンペティションには、
就学前の園児から大学を卒業された大人の方まで、
幅広い年齢層の方が参加するコンクールです。
ピティナで予選落ちとなる点数の目安はどのくらいでしょうか?
予選落ちても奨励賞をもらえることは
どのレベルと解釈したらいいでしょうか?
目次
ピティナ審査員
ピティナは日本全国約300箇所で予選が開催されるので
地区予選から全国決勝大会まで審査員の数は、のべ1,800名もになり、
審査員は当日発表されます。
地区予選においては、審査員が自分の生徒の採点をすることはできず、
審査員のグループは当該地域の審査員に
他地域から派遣された審査員が混じって構成されています。
ピティナ審査員の点数と講評
ピティナの地区予選・第一次予選、地区本選・第二次予選では
参加者には、採点票に記載された点数と評価が渡されます。
ピティナは審査の先生全員から点数と講評をいただきます。
何枚かある講評用紙の点数を全部合計して、
審査員数で割った平均点が
通過ラインの点数より低いか高いかが
予選通過はの目安になります。
審査員の先生方の講評は、
その後の練習方針や指標になることもありますが、
おおむね
- 最後まで気を抜かないようにしましょう
- 集中力を持続させましょう
- 綺麗な音を出せています
- 透明感のあるいい音色です
参加しtあどの子にも該当するような
ざっくりとした講評も多く見受けられます。
ピティナ 地区予選大会の点数
ピティナ予選通過の点数は、
審査の先生全員の点数を全部合計して、
審査員数で割った平均点が
通過ラインの点数より上だと思っていましょう。
平均で80、4点前後は、なんとか予選通過できそうですし、
地区会場によっては厳しいでしょう。
83~85点は楽々と予選通過は狙えそうですが、
75.5~80.0の間は予選落ちが多いかもしれません。
ピティナのここがつらい所
ピティナは、地区予選を通過しないことには、
せっかく4曲練習しても
2曲しか弾けずに終わってしまいます。
これは必死に練習を積んできたお子様、親御さん、先生
皆で肩を落としてしまいます。
奨励賞と検定優秀賞
優秀賞の人数は、全体のおおよそ30%程と決まっています。
予選通過できない人に与えられる奨励賞と検定優秀賞です。
奨励賞
予選通過できる優秀賞には、僅かに及ばなかった点数の
参加者に与えられる賞なので、
人数は特に決まっておらず、
審査会議でその都度決められるそうです。
検定優秀賞
検定優秀賞は、ピティナのコンクールとしてではなく
演奏検定として受験した方へ
審査員の平均点が、7・8以上の参加者に与えられます。
審査基準
奨励賞と検定優秀賞の審査基準はどちらも同じで、
どちらのレベルが上ということは明確ではありませんので、
どちらも同じレベルです。
奨励賞=予選落ちで残念ではありますが、
ピティナではなく他のコンクールの奨励賞とかだと
落ち込んでしまうレベルだと思いますが、
厳しいコンクールのピティナだからこそ
奨励賞すら貰えない子が大勢いますので、
今後の大きな励みになることはたしかです。
またコンクール流れであったり、
自分の現時点での評価が知るために、
検定をリハーサルとして受ける方は多いようですね。
学びとまとめ
ピアノという音楽は芸術のひとつなので、
当日の審査員との相性や、
相対的につけられるも点数で
全て決められるわけではありません。
課題曲を楽譜通りに弾いて仕上げても
加点はされませんので、
指導者の力量も采配を分けることになります。
予選通過、本選出場を目指しても、奨励賞でも
嬉しいもので、ますます頑張って行こうと思うものです。
憧れのピティナから賞状が届くのを目がして頑張りましょう。
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