お正月料理にかかせない数の子ですが、
数の子の味は塩抜きが決め手といっても過言でないくらい
欠かせない作業ですが、
正しい塩抜き法を知っていますか?
正しい塩抜き方法や
簡単な時短のワザをご紹介いたします。
目次
数の子の塩抜きはなぜ必要?
一般的に売られているのは、
「塩数の子」や「干し数の子」で、
数の子のおいしさを保つためにどうしても必要なんです。
そこで調理する前に、
必要なのが塩抜きの作業です。
塩抜きが足りないと、
しょっぱ過ぎて味付けしてもしみこみませんし、
塩抜きし過ぎると、苦味がでてしまいます。
というわけで、
塩抜きあんばいこそが数の子に最も重要なのです。
数の子の塩抜き ~基本~
塩水を使った最も一般的な塩抜きの方法で、
所要時間は12時間ほどかかります。
塩分の高い数の子と真水との差をなくすために、塩水を使います。
塩水ではなく真水を使ってしまうと
数の子の細胞が破壊され、
せっかくの旨味を逃がしてしまうので
注意してください。
材料
- ボウル(またはバット)
- 水1リットル
- 塩小さじ1
手順
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ポイント
手順4の途中で時々味見をして、
塩味が強すぎる場合は、
新しい塩水を用意してさらに浸します。
お好みの塩加減であれば塩抜き完了となります。
味見で苦味を感じると塩が抜けすぎますので、
塩水や酒に1時間ほど浸けると苦味が抜けます。
数の子の塩抜き~時短~
年末年始は一年で一番忙しいものです。
急いでいる方、短時間で塩抜きを済ませることができる
時短技をご紹介します。
所要時間3時間ほどになり、かなり効率がよく塩抜きできます。
材料
- ボウル(またはバット)
- 1リットルあたたかめの水(40℃のぬるさ)
- 塩小さじ2
作り方
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ポイント
逆に、3時間以上浸してしまうと
苦味が出てしまいますので、注意してください。
最初に数の子をカットしてから
塩抜きをするとさらに時短できます。
数の子塩抜き ~米のとぎ汁~
ひと味違った塩抜き方法で
米のとぎ汁を使った塩抜き方法をご紹介します。
材料
- ボウル
- 米のとぎ汁(できるだけたっぷり)
作り方
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ポイント
とぎ汁を使った塩抜きは、
数の子の臭みや苦味を取れるうえ、
塩水を使った塩抜き方法とは
違った旨味が感じられますよ。
数の子塩抜き ~塩糀~
手のかかる数の子の塩抜きは、
発酵調味料の塩糀にお任せすれば、
色・味・食感も抜群です。
作り方
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汁けをきって食べやすい大きさに切り、
器に盛って削り節をのせても、
つけ汁につけず、
鰹節と和えるだけでもだけでも美味しいです。
ポイント
塩こうじで数の子の塩抜き、
味つけをすればとてもまろやかになります。
つけ汁にしょうゆを加えないので、
きれいな黄金色に仕上がりますよ。
塩麴とは
お好みの素材に塩糀を塗って30分から1時間置けば、
あっという間に素材の旨みが引き出されます。
あとは、焼いたり、煮たりと
お好きな調理法で仕上げるだけで美味しく仕上がります。
簡単な魔法の調味料です。
学びとまとめ
数の子の、正しい塩抜き方法を理解したうえで
時短塩抜きの方法がわかれば、もう億劫ではありませんね。
通常の塩抜き方法より、時短で半分以下の時間、
3時間くらいで済んでしまいます。
もう、塩辛いとか、苦いなんてことはなさようですよね
今年の年末から準備万端で、
楽しいお正月を迎えられること、間違いなしです。
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