夏休みの宿題で子どもたちのあたまを悩まし、
ギリギリまで残ってしまう代表課題として
読書感想文がありますよね。
とくに小学生低学年は、
「感想文って、何を書けばいいの?」と
悩んでしまいます。
でも感想文は、ちょっとしたコツを覚えるだけで、
誰にでもスラスラ書けてしまうものなんですよ。
感想文を書くためのヒントとコツで、楽しく書いてみましょう。
コツ1 読んだ本を紹介しましょう
感想文を読む人に、自分がどんな本を読んだのかを
教えてあげるつもりで本を紹介しましょう。
(本の題名や人の名前は間違わないようにきちんと確認しましょう。)
文のかたちでいえば、
ぼくは『~~~』という本を読みました。
この本には、△×□という男の子がでてきます。
このお話は、海のなかのお話です。
といった感じでいいでしょう。
また、その本との出会いも書いて見ましょう。
図書館や書店で表紙を見て気に入ったとか、
お母さんに薦められたとか、など具体的なエピソードを入れて
できるだけ短い文で説明しましょう。
コツ2 本の内容を書きましょう
読んだ本は何のテーマについて書いてあったのか、内容を書きましょう。
こんなお話だった、こんなことが書いてあった、
本の中の人がこんなことを言っていた
この本のすきなところはこんなところ、一番おもしろいところ
お話のかなで気になったところを見つけて書きましょう。
コツ3 自分がどう思ったか?
コツ2でたくさんの発見や気づいたことについて、
自分がどう思ったか?を書いていきましょう。
ここが感想文の大切なこころになってきます。
「どうしてかな?」
と不思議に思ったこと、疑問に思ったこと
本を読んでもっと知りたいと思ったこと
「こんなことが書いてあったところが好き」
「こんなところ、気になった」
気づいたこと、発見したこと
↓
思ったことを書けたら次に、
どうしてそう思ったのかを続けてみましょう。
「もしかすると~だからかもしれません」
「なぜ不思議に思ったかというと~」
「気になったのでわけを考えて見ました」
「もしもぼくだったら~」
文の中の場面やエピソードを例にして理由を説明したり、
自分の体験を例にしたりして、自分の感想をより詳しく説明することになります。
最後にまとめる
どんなことでもいいから、
自分の言いたいことを一つだけずばり書きましょう。
文のかたちでいえば、
ぼくはこの本をよんで~
だから、~だと思います
感想文をまとめるはたらきとなる
とても重要な一文となります。
学びとまとめ
なぜ読書感想文という宿題があるのでしょう。
感想文はきらいだけど、
本を読むことは好きという子もいれば、
感想文がきらいになれば、
本を読むことも嫌いになってしまうかもしれません。
読書感想文を上手に書くことが本来の目的ではなく、
本が好きになってたくさんの本に読んでほしいという思いも
あるのではないでしょうか。
本を読むということは、心が豊かになります。
心が豊かになるというのは、いろいろな考え方を持てたり、
考え方を受け入れることができるようになったり
やわらかい頭脳の基盤となります。
本を読むということによって、
他者の考えであったり意見をうけいれ自分の考えや感想をもつ。
これが生きていくうえでとても大切な能力が
身につけられるのではないかと思います。
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