部活や宿題、友達と遊んだり、
中学生の夏休みは忙しいものです。
なるべくなら自由研究もサッと1日で終わらせたいところ。
しかもお金もあまりかけたくないですよね。
そんな人にオススメなのが、
塩と野菜を使った自由研究です。
どんなテーマがあるか、早速見ていきましょう。
目次
塩と野菜で自由研究①野菜の水分量を調べてみよう
同量の野菜を塩もみすることで
どれぐらいの水分が出てくるのかを調べる実験です。
非常に簡単なものなので、小学生から行える実験ではあります。
そこは一工夫して、ただ単にそれぞれの野菜についての
水分量を調べるだけではなく、
加える塩の量によって水分の出る速度が変わるのか、
野菜の質量と出てくる水分量は比例するのか、
など調べ方を変えれば中学生らしい研究になります。
野菜は必ず同量
比較する野菜は必ず同量に量って使います。
大きなままですとなかなか水分が出てこないので、
ピーラーなどで薄く切って行うようにします。
トマトのように切った時点で
中身が流れ出てくる野菜は避けるようにしましょう。
ペットボトルなどを使って
計測用の装置を作ってみてもいいですね。
野菜の水分量の多さを比較
結果をまとめるさいに、
野菜の属する科ごとに分けて水分量の多さを
比較してみてもおもしろいかもしれませんね。
最近では、
日本ではあまり作られていないような変わった
種類の野菜も多く出回っています。
元々ある野菜同士を掛け合わせて
品種改良されたものなどもありますので、
いろいろ調べてみましょう。
塩と野菜で自由研究②野菜の密度を調べてみよう
同じく、塩と野菜、そして水を使うことで調べられるのが、野菜の密度です。
まず、いくつかの種類の野菜の密度を調べます。
質量の重たいものから軽いものまでさまざま調べるとよいでしょう。
水に入れる前に野菜の重さを量り、
そのあと水に入れて、増えた水の量を量ります。
計量カップやビーカーを使うと水の量を量りやすくなります。
野菜はカップサイズにカット
野菜はカップに入るだけのサイズに切っておきます。
結果を記入しやすいように事前に表を作っておくと、
メモがごちゃごちゃになりませんし、
まとめるときにも簡単です。事前準備を入念にしておきましょう。
水の密度は1が基準
水の密度は1ですから、
これを基準にいくつかの濃度の食塩水を作り、
浮く浮かないを調べます。
記録用の票に浮く浮かないを
○×で記録できるように欄を設けておきましょう。
液体よりも密度や小さければ浮き、大きければ浮きません。
食塩水に浮かす実験をする前に密度を計算しておけば、
だいたいの予測がつくので実験がスムーズに進みます。
原因の観察・考察
もし、密度が大きいのに浮いていたりするときは、
何が原因なのかも観察・考察するようにしましょう。
自由研究は実験に成功することが目的ではなく、
成功理由・失敗理由をきちんと突き止めておくことが大切です。
実験の様子をきちんと記録しておきましょうね。
野菜それぞれの密度を調べる
密度を調べて完成させることもできますが、
それだけに終わらず野菜それぞれの密度が同じのかを
調べてみるのもどうでしょうか。
じゃがいもなどそれほど大きくない野菜なら、
4分の1に切ったもの、2分の1に切ったものなど比較することができます。
密度についての理解を深めるためにも、
ぜひいろんなパターンの比較をしてみてください。
学びとまとめ
塩と野菜を使った理科の自由研究テーマをご紹介しました。
塩と野菜ならたいていのおうちにありますし、
中学生だけでもスーパーに行けばある程度の数を用意することができますよね。
お手軽ですが、しっかりと取り組めるテーマだと思います。
ただ実験とはいえ、使っているものは食物です。
いくら研究のためとはいえ、無駄遣いせず、
実験が終わったあとは料理していただくようにしましょうね。
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