高熱が出たり、身体が痛くなったり…
インフルエンザにかかると本当につらいですよね。
予防接種をしても、
手洗いうがいに努めていても
誰しもインフルエンザは避けられません
インフルエンザは、いつ頃に流行しているか
気をつけるべき流行の時期を確認していきましょう。
目次
インフルエンザの流行時期
インフルエンザは毎年同じような時期に流行するので、
例年のデータから今年の流行時期を予測することができます。
インフルエンザの流行ピーク
東京都感染症情報センターによる
過去5年間のデータを見てみると、
インフルエンザの流行のピークは、
だいたい1月~2月です。
今季の流行時期は、
2017年の12月後半頃から少しずつ流行り始め、
2018年3月までと考えられます。
特に流行のピークとなるのは1月下旬頃は、
患者報告数が急増する時期なので、特に注意が必要です。
もちろん地域によって多少の差はあるでしょうが、
4月半ば頃には、すっかり落ち着いていますね。
国立感染症研究所では、厚生労働省事業の一環で、
全国約5,000の定点医療機関を受診した患者数を週ごとに発表する
「インフルエンザ流行レベルマップ」が報告されています。
インフルエンザの流行は例年12~3月の理由
インフルエンザウイルスは、
実は一年中空気中に存在しています。
冬になると猛威をふるうのは、温度と湿度が原因です。
インフルエンザが流行る条件
温度と湿度
ウイルスが空気中に長時間生存していられるのは、
気温10℃前後、湿度20%前後になります。
乾燥
ウイルスは乾燥状態の方が遠くまで飛ぶことができるので、
大半の感染は、せき・くしゃみによる飛沫感染です。
喉粘膜の機能の低下
適度な湿度の時はウイルスの侵入を防いでくれる
喉の粘膜も乾燥により防御機能が低下します。
インフルエンザは春にも流行る?
先述のとおり、インフルエンザは冬に流行のピークを迎えますが、
4~5月など春に流行る場合もあります。
春になって患者数が減っても、
寒さがダラダラと続く年はウィルスが残っているうえ、
11月~12月に打った
インフルエンザのワクチンの効果も低くなっています。
流行時期のピークを過ぎても、
インフルエンザに感染することがあるので、
油断することなく引き続き注意が必要です。
インフルエンザの流行時期は風邪とは違う?
寒くて乾燥した時期に流行するのは、
風邪のウィルスも同じですので、
風邪とインフルエンザは同じ流行でしょうか?
インフルエンザは、咳や鼻水、
くしゃみなどの風邪と同じ症状も出ますが、
他に高熱、関節痛や筋肉痛などの全身症状もあるうえ
脳炎や肺炎など、
小さな子や高齢者といった免疫力の低い人が、
まれに、重症化するケースもあります。
風邪はポツポツ流行りますが、
感染力が非常に強いインフルエンザは流行が始まると、
短期間のうちに、一気に感染が拡大します。
学びとまとめ
このインフルエンザ、北半球では12月から3月、
南半球では4月から9月に流行するといわれています。
ここ数年、海外旅行が一般的になったことや、
日本を訪れる外国人が多くなったことで
南半球での流行が日本に影響しているのか、
日本でも思いがけない時期に流行することもありますね。
正しい知識と情報をもって、
流行時期が近づいたらきちんと予防しましょう。
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